僕の周囲だけの感覚ですが、最近弁当ブランドで一番売れていると感じるのが「えさきのおべんとう」です。
「エキュート東京・サウスコート」と便利なところにあるのもですが、保存料や着色料・化学調味料不使用、こんにゃく米利用でカロリー30%OFF、カロリー・糖質・塩分量表示、甘さも砂糖ではなく羅漢果仕様(カロリーゼロ)、味は7年連続ミシュラン3★の江崎新太郎シェフの手になるもの、見た目がきれい、値段は比較的リーズナブル・・・まぁ、ここまで揃えてがんがん宣伝していると売れるのは当然でしょう。
これは鶏つくねと彩り野菜+ごはん(1000円)というもの。

たぶん一番人気は懐石弁当でしょうが。
http://www.oishiiplus.com/
TVなどでもガンガン取り上げられているので、いただいても差し上げても知名度があり、喜び喜ばれます。
バウムクーヘンは異様なまでに(?)しっとり、従来の喉の水分が奪われるようなバウムクーヘンとは別のお菓子のようです。

そのしっとり感は日本人好みでしょうが、僕にはちょっと。
http://www.jiichiro.com/articles/001/
プリンは昨今のやわらかふるふるタイプとは逆、卵黄だけを使い生クリームもたっぷり混ぜて、クリーミーなのにしっかりした質感に。


そんな下準備をあらかじめしておいて、客の注文に応じて食材を入れて、チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)などで味を調えて更に一煮立ち、これでもう料理として出せるので、これはファストフードに適している料理と言えるかもしれません。
この日は「きのことポルチーニ茸のリゾット」というものを。
もちろんイタリア料理店のリゾットなどに比べれば・・・でしょうが、有名店の支店だけあって出汁も良く、米も芯が残ってちゃんとアルデンテで、クイック・ランチの新勢力の一つかと思いました。
https://shackinba3.exblog.jp/29247709/
ま、僕が好きな料理で、ランチによく頼んでるってことですかね。
この店の酢豚は確か「北京風酢豚」というメニュー名だったはず。
出て来た酢豚は通常のとは違い、まず野菜が全くない、すべて豚肉のみの酢豚でした。

炒めてあるというよりはかけてある餡は甘み強めの黒酢フレーバーのもので、こういう酢豚?もこれはこれでかなりな美味しさだったです。
ただ僕の思う(広東風)酢豚とは別の料理とも思える酢豚で、何皿も出て来るコースの一部なら文句なしだったでしょうが、野菜もないし、これとご飯だけとなると、ランチとしてはミス・チョイスだったかもしれません。

そのとき食べた、ウィーンの「ホテル・ザッハー」の「ザッハートルテ」やパリの「アンジェリーナ」のモンブランなどの美味しさは甘党の僕には本当に衝撃的で、今でも忘れることは出来ません。
それらは今ではもう簡単に国際通販やデパ地下などで簡単に買えるんですから、まさに隔世の感があります。
「ザッハートルテ」はもちろんオーストリアの宰相「メッテルニヒ」(世界史の教科書で勉強しましたよね)に仕えた料理人「フランツ・ザッハー」が1832年に考案したというウィーンを代表するスイーツ。

https://demel.co.jp/productcat/torte/
「デメル」は、かの有名なハプスブルグ家のエリザベート妃が足しげく通ったという名店で、1930年代には「ホテル・ザッハー」への援助の見返りとして「ザッハ-トルテ」のレシピと本物を冠した「ザッハ-トルテ」を売り出す権利を買い取ったそうですが、以後両店は競争と裁判を繰り返し、最終的には「ホテル・ザッハー」がオリジナルを名乗る権利を得て、現在に至っているとのことです。
「ザッハートルテ」はチョコレートスポンジ、チョコレートコーティング、杏のジャムで出来ていますが、両者の差はスポンジの間に杏ジャムを挟むのか(「ホテル・ザッハー」)、表面にだけ杏のジャムが塗ってあるのか(「デメル」)くらいのようです。
時間があれば甘くないホイップクリームを付けて食べるところなのですが、この時はちょっと・・・。
いずれにしても甘いものが苦手な人には最悪と言えるほど(笑)甘~~~いチョコレートケーキです。
僕ら関東に住むものにはごく普通の卵サラダを挟んだ卵サンド、最近よく見るようになったのは出汁巻きやオムレツをサンドしたもの、こちらは関西に多いタイプなんだそうです。
そんな中、東京(銀座)で卵サンドといえば「アメリカン」、「みやざわ」など本当に激戦ですが、個人的にベストと思っているのが「セントル・ザ・ベーカリー」の卵サンドです。
作りは関東風で(オムレツサンドイッチという関西風のメニューもあります)、パンも卵もプレゼンテーションも最高なんです。

フィリングの卵は荒く潰したものと小さく潰したもののミックス、ふんわり軽いのは作りおきではなく、注文後にマヨネースと和え作り始めるからでしょう。
パンと卵を引き立てるのはきれいに薄く切られた胡瓜。
もしかすると他に何か香草のようなものもちょっと入っているかもしれません。

サンド用に切られたパンの耳も別皿に盛られて出てきて、これもパンそのものの味で美味しく食べられるし、少し付いているポテチ(これがまた旨い、サンドイッチに良く合う)とピクルスも絶妙。
この店にはウン千円という高級サンド(たとえばビフカツサンドは6000円)もたくさんありますが、僕には900円のこれが一番合います。
テイクアウトも同じ値段で出来ますよぉ。
今日は「ピエール・エルメ」のパティスリー(生ケーキ)。
これは「メデリス」といういつも見るわけではないフレイバーのもので、レモンのムスリーヌ、レモン風味のフォンダン、プラリネフィユテとマカロンで作られています。

https://www.pierreherme.co.jp/product/?category=patisseries
畏友さんだーばーどさんが入れあげている(?)「鼎泰豐」の小龍包も鉄板なのですが、女子と同行する時には、特にインスタをやっていそうな年代の女性とだと、「鼎泰豐」よりはここでしょう。
「パラダイスダイナスティ」。
僕が2012年にそのシンガポール本店を取り上げ絶賛した時には、まだ日本ではネット上でも誰も話題にしていませんでした。
それがもう今や・・・。

初めて食べた時ほどの感激はありませんが、女子受けは最高に良いです(僕の個人的経験から)。
ランチはこれにいろいろなものが付いてセットメニューにもなっているので割安。
銀座という超一等地に店がある割には、ランチはリーズナブルな値付けで、それも魅力の一つです。
https://www.paradisedynasty.jp/