金沢はスイーツ天国、美味しいお菓子が和も洋も街にあふれています。
甘いもの好きのshackinbabyは、スイーツ探索も欠かしません。
(1)では「弁慶」の「丸十どら焼き」を食べた話も書きました。
これは金沢の誇る老舗フルーツ専門店「むらはた」の・・・
新店舗「金澤カフェむらはた」のエントランスです。

「むらはた」はそのフルーツもですが、パフェがとにかく有名。
本店の行列は金沢名物みたいなものです。
なので僕は最近「ひがし茶屋街」近くにできた「金澤パフェむらはた」の方に行ってみました。
金沢らしい外観(「味の十字屋」)の2階に店はあり・・・

店内もカジュアルな古民家カフェ風な作りなものの、「らしい」インテリアで、一部こうして畳の席もあったりします。

本店ほどはメニューの数はないですが、金沢を意識したパフェなど観光客目当て見え見えのものもあったりだったので、僕は一番スタンダードな「フルーツパフェ1914」というパフェをオーダーしました。
「1914」とは「むらはた」の創業年、その伝統のスタイルのパフェという意味のよう。
値段は1200円で、観光地なのに東京などより安めです。
おぉ、来ました。
テーブルに置かれるや鼻をくすぐるフルーツの香り、この香りたちは一番良い状態のフルーツを厳選しているからでしょう

フルーツのカットもすごいし、それでいて食べやすい・・・。
生クリームもアイスクリームもまずまずのクオリティー。
下の方からラズベリーなど、まだまだ出てきます。

金箔添えはもう金沢のお約束みたいですね。
今度は和菓子、タクシーで中心部を離れ「御菓子司水本」という「街の和菓子屋さん」に。
(ウェブサイトなどはなさそうです)

ここの上生菓子がかなり良い出来と、これもスイート通の越後屋さんに教えていただいたのです。

ショーウィンドにはこの規模の店にしてはかなりな数の上生菓子が並び(それぞれに素敵な名前が付いていましたが、失念)、どれも色合い、形共に美味しそう、選びきれずについつい数が多くなってしまいました。

ご存じでしょうが、和菓子にもいろいろな種類があって、その中でも高級品といわれているのが上生菓子。
和菓子は大きく3つに分類され、まずは「生菓子」、生の風味のある、口あたりがしっとりしたお菓子のことで、最中などの「半生菓子」もこのカテゴリーです。
次いで「干菓子」。
3つ目が「上生菓子」で、生菓子の中でも練り切り、羊羹、求肥などが「上生菓子」と呼ばれています。
風流で優美なビジュアルにより、宴席やおもてなしの場、新年、祝い事の場所などでも重宝されてきました。
芸術的で美しい細工がされていたり、色が鮮やかで風流なところが特徴です。
金沢では以前「森八」の上生菓子もいただきましたが、それに勝るとも劣りません。
1個300円という値段も良心的、美味しかったです。
噂通りお茶事用に買われているお客に出会いました。

今度はその「森八」が手掛けたあんことチョコレートの新しい可能性を追求した店「UNFINI KANAZAWA」に行きました。
和菓子屋と同じ通りだったので、同じ「タクシー」で。

「森八」の本店のすぐそばです。

この「いかにも」に対して「UNFINI KANAZAWA」はシンプルモダンなインテリア。
ただ壁は金沢らしく一面のゴールドです。

商品数は少なく、一番の売りは「テリーヌあんショコラ」(3240円)
チョコレートとあんこの相性の良さを実感できるテリーヌ。チョコレートの華やかな味わいの後に、和菓子を思わせるあんこの優しい風味が追いかけてきます。
冷蔵庫に入れておいて箱から出したところ、こっちが表でしょうか?裏?

ひっくり返して切ってみました。

外側に少しだけ硬めの食感のチョコレートがあり、ナッツが散らされています。
中はねっとり、温度によってはとろっとした濃厚な(オーガニック)チョコレート、このチョコレートが旨い、その滑らかな食感と共に、口の中が幸せになります。。
そして、更に内側の白い部分にあんこが使われ、これがホワイトチョコレートに混ざれてているのです。

奥さんと美味しくティータイムにいただきましたが、あんこの使い方はもう一工夫あってもななんて思いました。
チョコレート>>あんこなんです。
同じような志向のスイーツはネットを見ると日本にいくつかありそうで、それらも食べてみないと何とも言えませんが、チョコレートとあんこ、まだまだ距離はありそうです。
次回(4)は金沢といえばの寿司をお送りましす。