パークハイアット京都 (2) 料亭「山荘 京大和」へ
2021年 03月 29日
上席らしいスタッフに先導されて、ホテル5階にある「山荘 京大和」の専用入り口に案内されます。
その5階のエレベーターホール。
中央に「八坂の塔」、左に小さくですが「京都タワー」が見えています。
「八坂の塔」の正式名称は「法観寺」の「五重の塔」。
高さは46メートルあって周辺のランドマーク、古い街並みの雰囲気と絶妙にマッチしていて、この塔が写真に入ると、がぜん京都感、古都感を増します。
東京の「東京タワー」みたいなものですかね。
「京都タワー」は京都駅前に建つ世界一高い「無鉄骨建築」で、地上131メートル。
ホールの先は「ティーラウンジ」になっていて、ここはゲストならだれでも自由にくつろげるスペースになっています。
(↓の右側が歩行通路)
僕らはランチの後、チェックインはここで座って行われました。
伏水とは日本酒の仕込み水に使う京都・伏見周辺の伏流水のことを言い、ホテルのはたぶん「黄桜」のだったかと。
これはホテル中いたるところに置いてありました。
ま、慣れればなんてことはないのですが、ホテル内は割と複雑な構成です。
そしてその脇に通常はロックされた「山荘 京大和」への入り口がひっそりとあります。
https://www.kyoyamato.com/
「山荘 京大和」に代々伝わる歴史るあるお雛様だそうです。
「山荘 京大和」は昼も夜も完全予約制なのです。
建物の由緒は更に古く、中でも江戸末期には桂小五郎など各藩志士代表者の集まる「翠紅館会議」も催されたそうで、現在では京都市の保護建造物に指定されています。
部屋は全部で7室。
ここが一番大きな 「翠紅館」広間です。
補修も「パークハイアット京都」の建築も「竹中工務店」の手になるもの。
江戸時代にさかのぼる全7部屋の保護建造物を全て残すため曳家などの伝統工法も使い、藤棚を含む庭の植栽は元の景観を残すため工事の期間中「高台寺」や「大徳寺」に預かってもらうなど大変な補修だったようです。
庭園が2方に見える素敵な部屋。
主な骨組みや柱などは昔のまま、確かに184センチと背の高い僕には、昔サイズで頭が気になるところもありました。
鶯ならすごいなぁとか思いましたが、どうも図体が大きい、「あれはカラスどす」(笑)と仲居さん。
宿泊だけではなく、京大和での食事も一緒に楽しむのがベストでしょうか。
今は国内客だけだと思いますが、海外からの渡航が復活すれば、凄い人気になりそうです。
昨日、箱根のハイアットから戻ってきましたので、箱根のレポートも楽しみにしています。
もしかしたら、どこかですれ違ったかも知れませんね。
いつも有難うございます。
値段が値段ですし、予約もなかなか難しく、今回僕らっは僕の誕生日ということで奮発しましたが、ハードルは高い店です。
しかし一度ここで食事をすれば、その値段の理由も充分わかるかと思います。
クリエイティブなところはありませんが、伝統の料理を伝統の場でいただく、僕らにとっては得難い体験でした。
次はないと思いますが。
箱根はもしかしたらお会いしていたかもしれません。
でも我が家の奥さんは「密が怖い」派なので、食事もルームサービスに、暖炉の周辺には人の少ない時間にちょっといただけだったので、実際のお会いしたかどうかは・・・。