フォーシーズンズホテル東京大手町 (7) 「エスト」でディナー
2020年 09月 17日
今回はそのディナー編。
最上階、39階にあるこのレストラン、ホワイエが格好良いんです。
重厚な書斎、あるいはライブラリー風。
「エスト」の他には、イタリアン&オールデイダイニングの「ピニェート」(PIGNETO)、アフタヌーンティーなどが楽しめる「ザ・ラウンジ」(THE LOUNGE)、バーの「ヴェルデュ」(VIRTU)、そしてルームサービスは24時間対応です。
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/dining/
相変わらず期待を高めてくれるホワイエが続きます。
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/dining/restaurants/est/
ファインレストランのそれに準じたサービスですが、いまの時代に合わせてカジュアル系の肩の凝らないもの。
席はいろいろあって、予約の段階でリクエストをすることができると思いますが、主な席の様子を映しておきました。
見ようとすれば見えるといった程度ですが。
思ったほど大都会の夜景!というほどでもありませんでしたが(天気のせい?)、それもきらめくビルの明かりを見ながらの食事は充分〇と言えるでしょう。
東京のパノラマビューが広がる屋外ルーフトップテラスで、いつまでも心に残るダイニング体験をご堪能ください。
ギョーム・プラカヴァルといえば、ハイアットファンにはお馴染みの名前でしょう。
「ハイアットリージェンシー東京」のいまは無き「ミッシェル・トロワグロ」のシェフだった人。
フレンチにルーフトップテラス、「いま」ですねぇ。
(繰り返しますが、残念、この日はいまにも雨が降り出しそうで・・・)
アルコール消毒スプレーは、これまた「いま」っぽいです。
(「テロワール」とはワインなどでよく使われるフランス語で、「土地」を意味するフランス語terreからの派生語。もともとはワインやコーヒー、お茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴をさす言葉です)
それに合わせてディナーのコースも9品構成の「エモーション」、10品の「セゾン」、そして11品の「テロワール」の3種類です。
値段・メニューなどは
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/dining/restaurants/est/dinner/
をご覧ください。
この店のサービス料は15%です。
(僕らは宿泊プランについていた飲食15%OFF +10000円のバウチャーを使いました)
僕らは奥さんの希望もあって「エモーション」を、僕のお腹なら和牛の入った「テロワール」でもよかったのですが。
アペタイザーはジャガイモのタルト台の上に赤座海老と甲殻類のジュレ、もう一種類は上にパプリカ。
いかにも現代のフレンチ、ここのシグネチャーディッシュの一つのようです。
パンとしてはバゲットと同じで、きのこ型のカサの部分と下の丸い部分の食感が全く違い、カサの部分はカリッとしていて香ばしく、丸い部分は見た目通りクラム(中身)の厚みがあるので、食べ応えがあります。
これもいかにもヌーベルというかコンテンポラリーですね。
ポルチーニとミルクのエスプーマの下には、栗やセロリ、ハムが良いアクセントに・・・。
ソースには牡蠣が使われ、日本全国から集めたという野菜たちの処理も良く、美味しく食べられました。
右下の茄子のクネル(?)も合ってました。
天井の高さはすごいです。
蕎麦の食感も楽しい・・・。
緑はこれブレットですね、日本語で言えば不断草。
ピザ生地の上に豆腐のムース、オリーブオイル、、シトラス、蜂蜜、岩塩・・・。
ブラカヴァル・シェフが後で挨拶に来てくれましたが、彼は日本の食材に敬意をはらっていて、「日本のテロワールを伝える料理」をつくりたいと。
バターや牛乳からのチーズはできるだけ使わないようにしている、その一環としての、この豆腐チーズでしょう。
軽くて美味しかったです。
蜂蜜も少し使われているので、デザートへのプレリュードにもなっています。
最初のは、ヤギの乳のアイスクリームとムースを上下に合わせたもの、それにキャラメルソースとイチジクのコンフィチュールという組み合わせです。
細長いものは何とビスケット。
見た目はアーティスティックですが、味はしっかりしたものでした。
これはバースデイプレゼントではなく、ゲスト全員へのお土産?
オープン早々というのに、サービスにほぼ抜かりはなく、料理のペースも適切でした。
料理そのものについては感激するということろまではいきませんでしたが、どれも美味しく食べられたと思います。
(なんとなくコンチネンタル料理という雰囲気)
サービスは良かったようですね。
余談ですが、マリオットのステイタスマッチ撃沈でした。
ハイアットのライフタイムグローバリスト
で、ダメなんて...
意外に肩の凝らない店でしたよ、肩が凝るのは料金だけ(笑)。
僕らはディスカウンとバウチャー、そして奥さんのバースデイということで、頑張っちゃいましたが、次食べるとしたらさらにカジュアルなイタリアンの方かな、です。
パレスの「エステール」より、この時代、こちらのほうが受けそうですね。
アルコールは豊富に揃っているみたいでした。
ステイタスマッチの件、そんな馬鹿な・・・です。
実は今晩の更新でそのことを書こうと思っていたところなんです。
僕はどういうわけか大丈夫でした。
海外のサイトの書き込みを見ると、多くの人が理由不明で失敗しているようです。
そんな時の識者の答えは「もう一度やってみたら」でした。
写真とご感想を拝見する感じですと、少なくとも一つ星、サービス次第では二つ星が狙えるレベルでしょうか
コメントを有り難うございます。
僕の印象では「ミシェルトロワグロ」時代より、遊んでいるというか自由さが出てきているようで、トロワグロの名前が外れ、ご自分の思う料理に進んでいるように感じました。
ぜひここの味もお試しください、そしてお時間がありましたらご感想などよろしくお願いいたします。
味とサービスはいまのところ★半分はそれぞれ減らしても良い感じかと。
東京のフレンチは全体に質が高いので・・・。