たった26時間の台北 (4) 富錦樹台菜香檳
2019年 10月 19日
娘が「行きたい」と調べてきた店、僕が台湾の友人から聞いたレストランなどをリスティング、「マンダリンオリエンタル台北」のコンシェルジュと相談しながらランチに決めたのは「富錦樹台菜香檳」(FUJIN TREE、フージンツリー)という店。
「あれっ、聞いたことがある」という方はグルメか新し物好き、、そして台湾通な方でしょう。
9月27日に日本橋の「COREDO室町テラス」の2階に日本店がオープンしたばかりの台湾料理(とシャンパン)の店です。
ただし住所だけでタクシー運転手が探そうとすると、結構大変です。
この緑の奥に店があるんです。
わざとそう作っているのかもしれません。
台湾の日本語ウェブには
2014年末に富錦樹が一貫して提案してきた「美的生活」の延長として、台湾の料理とフランスのシャンパンを組み合わせた、スローフードと料理に合うお酒を楽しむことを重視したお店をオープンしました。
グローバル雑誌『Monocle』の2014年 『世界の観光スポット50選』の一つに選ばれ、またルイ・ヴィトン・シティ・ガイドで台湾でも必訪のレストランとして紹介されました。
とありました。
富錦樹台菜香檳は、台北の松山空港の近くにある緑豊かなおしゃれエリア、富錦街(フージンジェ)でセレクトショップやカフェなどのライフスタイル・ショップを数々展開する富錦樹(フージンツリー)グループ創立者Jay Wu(ジェイ・ウー)によって、“洗練された台湾料理をシャンパン共にスタイリッシュに楽しめる店”として2014年台北にオープン。
以来、台湾のグルメ層や著名人、台北に暮らす欧米人、日本の著名タレントやモデル、クリエイター、台北旅行リピーターなどから人気を集め、2014年「世界の観光スポット50選」に、2018年には台湾政府が勧める「必ず食べるべきグルメ10選」に選ばれるなど、いまでは台湾を代表するレストランのひとつとなっています。
メニューは味わい豊かな台湾の食文化が楽しめるよう野菜料理、海鮮料理、肉料理、卵・豆腐料理、麺・ご飯料理、スープ、デザートなどバラエティに富んだ品揃えとしています。
https://www.wdi.co.jp/news/11775
本物のなのかフェイクなのか聞くのは忘れました。
中央にオープンキッチンが開けていて、シェフが料理しているところが見られ(煙やにおいは客席では全く感じません)、奥にはバーカウンターもあります。
店内は満席、わずかに僕ら用の席がぽつんと一つ空いていただけでした。
僕らは店の売りというシャンパンは無用、ただニューウェイブの台湾料理を食べたいだけです。
お通しは台湾ではお馴染のもの、大蒜がしっかり効いています。
メニューには日本語での説明も写真付きであり、オーダーしやすいです。
料理は割と早く出てきます。
ウェイトレスのお奨めをふまえ、まずは油條蒜蓉鮮蚵(480NTD)という料理を注文してみました。
油條はお粥にトッピングされている細長い揚げパン、蒜はにんにく、蚵は牡蠣を意味していて、日本風に言えば台湾牡蠣と揚げパンのにんにくソースがけです。
色合いこそ地味なものの、粗みじんに切った大蒜がたっぷり入った、パンチの利いたソースはかなりなもので、思わず「ご飯ください」と叫んでしまいました。
(ただしウェイトレス、「ライス」とか「ゴハン」と言っても通じません。「ファン(飯)」で通じました。30NTD)
次いでこの店の名物という松花蒼蠅頭という難しい漢字の料理、日本語にすると花ニラと豚ひき肉とピータン 豆鼓のピリ辛炒めとなるんだそうです(380NTD)。
ニラの香りとシャキシャキの食感、少しピリ辛の味付けもさすがで、これまた「ご飯~~~」です。
ウェイトレスは「ビーフンも頼めば?一緒に食べると美味しいわよ」と教えてくれますが、僕らのお腹にはtoo muchのようです。
そしてメインは蜜棗煨肉(780NTD)、台湾版の豚の角煮と言えるでしょうか。
蜜棗はナツメのこと、煨は煮込むを意味しているそうです。
豚バラ肉をハイビスカスティーの原料であるローゼルやナツメで煮込んですとのことで、フルーティーな甘さたっぷりの、日本人には食べやすい角煮でした。
店特製の辣油です。
ただ瓶のしまりが緩いので、お持ち帰りにはご注意を。
会計にはカードが使え、店の前からタクシーも簡単に拾えます。
あぁ、美味しい店だった、日本店も人気となるでしょう。
あともう1軒、ランチの候補となった「金蓬莱台菜餐廳」は場所が天母(MRT芝山駅からタクシー)と遠かったのと、予約が取れないので諦めました。
この後は女性陣のローカル・ショッピング開始です。
タクシーで忠孝路まで出て、ローカル・スーパーの「頂好超市」、ドラッグストア「TOMOD'S」(日本の会社、台湾製フェイスマスクのセール品をあさってました)、「遠東SOGO」・・・とものすごい勢いで買い抜けていきます。
ハイブランドのものには見向きもせずローカルなもの(でもローカル過ぎない?この辺りは僕ら男性には難しい線引きです)専門にのようでした。
もちろん僕はお支払いと荷物持ち(泣)。
朝から微熱山丘に。そこから松山空港まで主人を迎えに行くのに富錦街を通って徒歩で向かいました。
ま、でも私は26時間滞在よりもう少しありましたので(笑)
この店はホテルから近いということでも、ランチの候補店となりました。
でも歩いてゆくということは考えませんでしたねぇ。
とにかく日差しが強く暑かった日ということもあります。
微熱山丘と絡めても良かったのですが、もう日本にも店があるしと、レストランにはタクシーで直行しました。
一方通行があるのと、タクシーの運転手がなかなか店を探し出せず、タクシーでも6~7分はかかりました。
空港まで歩いて行かれるたにともさんはもう台北ベテランですね。
はい、とても人気で、常時ものすごく混んでいるとのことです。
渡辺直美が推奨ということで、若い人にも・・・。
あ、そうですね、日本の方がお安い。
それは気が付きませんでした。
台北の方が物価的には日本より1割は安い印象なんですが。
と言うことで台北に行ったときも大抵寄ってしまうのです。
最近、台北ではほとんどタクシーや地下鉄に乗る事はなく主にバス移動しちゃいます。かなり、乗りこなせてる自信ありますよ(笑)
さすが、台湾通のたにともさん。
韓国通のshojiさんもソウルや釜山でバスを乗りこなせるようになるともう街歩きも達人とおっしゃっておられました。
僕はタクシー代も日本より安いし、ついつい時間のことを考えて、タクシーばかりになってしまいます。
微熱山丘の日本店は台湾のとは味が違うのですか?
それは日本店のも買ってみなくては。
店の場所はわかっていますが、日本店はまだ中に入ったことがないんです。
ホテルのアメニティとして部屋に置かれていたパイナップルケーキを娘の同僚のバラマキ土産の一部にと彼女にあげましたが、聞くところによるととても美味しいもののかなり酸味が強いものだったとのことです。
パイナップルケーキの味も意外にバリエーションあるんですね。