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グランドプリンスホテル新高輪 (1)

今日取り上げるホテルは高輪のプリンス3兄弟の一つ「グランドプリンスホテル新高輪」です。

     https://www.princehotels.co.jp/newtakanawa/

僕の予約は相変わらず「一休」からで、宿泊プランはたいていいつでも出ている「ポイント最大10倍!人気のクラブフロアステイ・朝食付き」というプランで、「禁煙クラブキング」が1000円分のクーポン割引を入れて20706円というもの。
「グランドプリンスホテル新高輪」(全896室)の客室については


に詳しく、僕が予約した「禁煙クラブキング」という部屋については

     https://www.princehotels.co.jp/newtakanawa/room/room08.html

に分かりやすく説明されています。
このホテルのクラブラウンジは去年の12月にリニューアルされたばかり、クラブフロアやラウンジについても

     https://www.princehotels.co.jp/newtakanawa/contents/club_floor/

に詳述されています。
何と最近は「FREE ACCESS TO OTHER LOUNGE」だそうで、「グランドプリンスホテル高輪」、「ザ・プリンスさくらタワー東京」のラウンジも利用可能なんだそうです。
ならば、できればラウンジ・ホッピングしてみる?

まずはこのホテルに付いてのおさらいです。
1982年、建築家村野藤吾の手により旧「高輪ゴルフセンター」跡地に「新高輪プリンスホテル」としてオープン。
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この建物、もしホテルとして採算が取れなかった場合は、マンションとして使用されることを前提に設計されたそうです。
1990年には「旧北白川宮邸」跡に「国際館パミール」を開設。
2007年に「グランドプリンスホテル新高輪」に改称され、「グランドプリンスホテル高輪」、「ザ・プリンス さくらタワー東京」と共に高輪の同じ敷地に位置する3つのホテルの1つとなりました。
これら回遊式の広大な日本庭園に続く3つのホテルの中では最大規模を誇るホテルです。
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僕が泊まったのは某週末、あるパーティに名代として出席するためで(新聞記事によると2000人以上の参加者だったと)、それにかこつけて経費にしてしまおうという魂胆。
その出席者もあってか、ホテルのアライバル・ゾーンは激混みでした。
とにかく人がすごかった・・・。
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1階のロビー、レセプション、ラウンジの「LOUNGE MOMIJI」などは2016年の9月にジャパニーズコンテンポラリーデザインにリニューアルが済んでいます。
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確かに以前の野暮ったさは無くなり、すっきりスタイリッシュになっています。
天井も高く(5mはありそう)、開放感も・・・。
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照明は行燈風。
金工飾りの職人である飾師の手によって作られたという留め具を使うなど和の伝統技術をディテールに取り入れながらも、現代的な空間にしあげています。
1階リニューアルのシンボルのようなのが、このレセプション・カウンター。
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これまで壁側にあったカウンターをロビー中央に置いたアイランド・スタイルに変更、チェックイン・アウトなどの流れをスムーズにするようにしたとのことです。
スムーズといえば写真には撮りませんでしたが、「国際館パミール」への専用通路も出来ていました。
宿泊ゲストとバンケット利用者の導線を分けたわけですね。
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ここでも京指物、西陣織、和紙など日本の伝統技術を使って現代的に表現したコンテンポラリージャパニーズデザイン。
京指物職人の手によるという、京都の檜を使った六角形の亀甲格子に柔らかな照明は悪くありません。
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フロントを囲む屏風にも同じく亀甲格子が用いられています。
↓の写真中央奥に見えているのはベルデスク。
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ベルデスクの後ろの青とシルバーの壁は、和紙と岩絵の具と箔を使っていて、江戸時代に柘榴坂から品川湊をのぞむイメージで柘榴やクスノキ、そして海を描いているとの説明でした。
その他、江戸時代から使われる片羽目板貼といった技法を使って、黒木と白木の相反する色味で高い天井高を引き立たせ、水金箔や錫を施したり、壁の下の方の和紙は、雪見窓から見える景色を表現していて、金色の砂子によって光や見る角度によりさまざまな表情を見せるように作られているとも聞きました。
言われないと分からないところはありますが・・・。
ここがコンシェルジュ・デスク。
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レセプションの向かいには「LOUNGE MOMIJI」、週末の夜にはライブなども入るようです。
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この絨毯は流水のイメージとのこと、伝統色である朱赤のラインに四方に畳緑を配した市松模様になっています。
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このリニューアルの概要は

     http://m.princehotels.co.jp/newtakanawa/contents/renewal/

にまとめられています。
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チェックインはスムーズ。
午後3時の正式なチェックイン時間よりはずいぶん早い時間に着いてしまいましたが、すぐにラウンジに案内してもらうことが出来ました。
以前は16階にあったという「クラブラウンジ」を、去年の12月、その広さを従来の4倍以上にして、アウトドア席を含めて100席以上にして、1階にリニューアル・オープンしています。
もちろんアクセスにはルームキーが必要です。
最初の時はスタッフに案内してもらいましょう。
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ここは入室にカードキーがいるせいでしょうか、以後ラウンジを利用してもいちいちのゲスト・チェックはありません。
レセプトニストはこちらから何かを聞かない限り、放っておいてくれます。
彼女の後ろの木工レリーフは日本の伝統技法である名栗加工で表現されているとか。
前述のように中は広く、いろいろなゾーン(ルーム)に分かれています。
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上記左から、レセプション、2つのダイニングルーム、ガーデンラウンジ、一番奥のプライベ―トラウンジ、そしてアウトドアのガーデンテラス。
デザインはホテルファンにはお馴染み「デザインスタジオ・スピン」の小市泰弘氏。

     http://www.ds-spin.com/

こんな風に奥へ奥へと続いているんです。
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2つあるダイニングルームの一つ。
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一つには冷蔵機能を備えたショーケース、もう一つのダイニングルームには温製対応のボードが備えられています。
様々なタイプの椅子と机が並んでいます。
ややテーブル間は狭いかな・・・。
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ラウンジ中央に位置するガーデンラウンジにはドリンクステーションが設けられています。
亀甲紋のモチーフなどアライバル・エリアと共通テイストです。
一番奥のプライベートラウンジはソファが多く置かれ、壁には着物デザイナーである斉藤上太郎氏作の西陣織があしらわれています。
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ラウンジは午前7時から午後10時までのオープン。
午前10時までが朝食、それ以降午後5時までがティータイム、午後5~7時がカクテルタイム、それ以降午後9時半までがナイトキャップだそうです。
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チェックインした時間にテーブル上に出ていたのはこんなものです。
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ビールはこの時間から飲めるようです。
野菜ジュースなどは缶ですが、コーラは瓶で用意されていました。
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こんな天気の良い日、しかも湿度も低め、とても梅雨に入ったとは思えない良い天気の日は、何といってもガーデンテラスでしょう。
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いや~、気持ち良いことこの上ない。
テラス席もカウンター、テーブル、デイベッドといろいろなタイプが揃っています。
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午後2時になると、この冷凍ケースにケーキが並び始めます。
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写真に撮りにくい並べ方です。
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並べられるや、多くの人がケースの周囲に集まってきたので、取りあえず一つづつとって、それを写真に撮りました。
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テラスにはやや出にくいのですが、こんな天気の日はここに限ります。
他の皆さんは誰も来ないし・・・(何故?)。
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スイーツは「こんなものでしょう」という出来でした。
周りの他の2つのホテルのラウンジも使えるというので、後でホッピングしてみましたが、驚いたことに、それぞれのホテル、皆違うんですね。
僕は共通のものを使っているとばかり思っていました。
これはおいおい書いていきたいと思います。

Commented by nagi at 2019-06-25 10:55 x
おおっ、シンガポールフードリパブリックしかいったことがない(^_^;;;
こんな感じなんですね。
結構好みですね。プリンスさんは縁があまりないのですが、ちょっと泊まってみたくなりました。
Commented by shackinbaby2 at 2019-06-25 12:35
>nagiさん
あの店、出来た当初はシンガポール料理であの大きな店をやって行けるのか他人ながら心配でしたが、いつでも結構混んでますね。
地の利もあるのかな・・・。
高輪のプリンス3兄弟はまだどこか泥臭いところもありますが、いろいろ努力はされていると思います。
これからラウンジ中心ですが、各ホテルについて書いていきますので、もしお気になるようでしたら、良いレートGETでぜひお試しを・・・。
Commented by HK at 2019-06-26 00:01 x
昨年の桜シーズン直前にマリオットとのダブルネーム?のさくらタワーに宿泊しました。
その時はまだ、ラウンジ共有化は始まっていませんでした。
ラウンジ情報期待しています。
Commented by shackinbaby2 at 2019-06-26 00:34
>HKさん
面倒臭い、もう嫌だと思いつつも、使命感で(大笑)3つのラウンジをアフタヌーンティー、カクテルタイムとかけめぐってきました。
それに宿泊目的の某パーティー出席もあったので、高輪プリンス3兄弟を相当あちこちしてきたことにあります。
朝は早くチェックアウトしたので宿泊ホテルのラウンジだけの体験でしたけど。
しつこく(5)まで書いていきますんで、よろしくお願いいたします。
Commented by momo at 2019-06-26 00:34 x
大きなパーティーで何度も利用しています。
宿泊は負のイメージがあって敬遠していましたがレポートを拝見して泊まってみようかと思いました。
お値段も手頃ですし(笑)。
余談ですが毎年2月の週末に防衛大学校の卒業ダンスパーティーが「飛天の間」で開催されます。70年近くの恒例行事で当日は華やかなドレス姿の女性と白手袋に正装の学生で賑わいます。昔はパートナーの女性を集めるのに苦労して学生よりも一回り年上の女性も珍しくなかったそうですが現在はパートナー希望者が殺到しているようです。「士官候補生は紳士、淑女たれ」の開校以来の伝統で学生は毎月給料から会費を天引きされます。ホテルからの格安宿泊プランは彼女、彼氏との参加学生には競争率が高く希望者が殺到するとか(笑)。最近はパーティー終了後にリムジンで走りながらの二次会が流行りだそうです。
Commented by shackinbaby2 at 2019-06-26 07:19
>momoさん
う~~ん、今日正午にアップ予定の(2)をご覧ください。
客室については結構文句も書いています。
防衛大学校の卒業ダンスパーティーは以前お聞きしたことがあったようななかったような・・・。
改めてググって見ると
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56115
https://www.jieitaiclub.jp/annex/blog/male-staff/13641
などで、その様子がよく分かりました。
音楽が航空自衛隊の航空中央音楽隊による生演奏というのもスゴイですね。
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by shackinbaby2 | 2019-06-24 12:00 | ホテル・東京 | Comments(6)

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