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ATAMIせかいえ (5)MOA美術館、「オー・ミラド-」

「ATAMIせかいえ」をチェックアウトした後は、そこからすぐのところにある「MOA美術館」に行ってみます。
 
「ATAMIせかいえ」では、熱海駅までだけではなく、この美術館までもホテル・カーで送ってもらえます。
所要時間はたったの約3~4分、歩けば歩ける距離ですが、かなりな坂道のアップ&ダウンで、これはどう考えても車で、です。
熱海駅からはバスも出ていて、料金は170円。
帰りは僕らもバスを使いました。
伊豆・箱根・熱海エリアには「ポーラ美術館」、「岡田美術館」といった本格的な美術館がたくさんありますが、その中でもこの「MOA美術館」は日本美術を中心に国宝も含む多くの貴重なコレクションを揃えているので、特に有名。
僕は以前ここに来たことがありますが、杉本博司氏の全面監修のもとリニューアルされてからは初めてなんです。
(ここは木曜日休館、日曜日は開いています)
車やバスが着くのは↑の写真にある山麓のエントランス(山頂側にも出入り口があります)。
チケットを買い(大人1600円)中に入ると、この長~~いエスカレーターが何と7個も続いていて、展示室に出ろのです。
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これって神社の参道のイメージでしょうか?
そしてエスカレーターを乗り継ぐ中間点にはこの万華鏡のような大天井が出現します。
(実際には映像装置による投影)
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この美術館の名前は「MOA美術館」、英語名では「MOA MUSEUM OF ART」です。
ではその「MOA」とは?
それはこの美術館の創立者、岡田茂吉氏の名前を取った「MOKICHI OKADA ASSOCIATION」の略なんだそうです。
新興宗教「世界救世教」を興した氏は宗教家になる前は日本画家をめざしていたとのことで、成功した後は日本美術を中心に美術品の収集を進め、この美術館の元になったと聞きました。
オープンは1982年。
リニューアルは2017年の2月、広大な敷地にゆったりした展示、高い天井、快適さにこだわったという作りは リラックスして美術品を楽しむことが出来ます。

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まず目に付くのは「黄金の茶室」。
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豊臣秀吉がその全盛期、1586年に天皇と宮中でお茶会を開いたときに使われたという「黄金の茶室」を昔の資料から再現したものだそうです。

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もちろん中には入れません、遠くから見るだけです。
この美術館で一番有名なのは尾形光琳の「紅白梅図屏風」でしょうが、残念、これは今は展示されていません。
僕らが行ったときの特集は「漆」。
それはそれで本当に美しい漆の品々が展示され、歴史的価値の高いものが多かったようです。

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この美術館のすごいところの一つに展示品の写真が撮り放題ということがあります。
国宝でも重要文化財でも、です。
ただフラッシュ撮影や自撮り棒撮影は不可。
それと今回の「漆」特集のような企画展示品は、やはり撮影はご遠慮いただきたいとのことでした。
(他美術館や個人などから借りているものが多いからのよう、4月19日からは「北斎漫画と富嶽三六景」特集)
これはとても暗いところに置いてある最近の作品。
尾形光琳の屏風へのオマージュのようです。
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これが国宝の野々村仁清の「色絵藤花文茶壺」で、専用の部屋まで出来ていました。
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それにしてもきれいに写真撮れてると思いません(僕の腕は別として)?
これには部屋の照明と展示ケースのガラスに秘密があるようです。
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通常ガラスケースと照明が反射して人の姿が映り込み、美術品がよく見えない・写らないなんてことがここでは全くないのです。
低反射の特殊なガラスが使われてるので、驚くほどクリアに展示品を見ることができます。
ガラスがどこにあるのか分からないほどです。
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この美術館には広い日本庭園(茶の庭)もあります。
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奥に「光琳屋敷」が見えています。
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竹林と桜。
残念ながら桜は散りかけでしたが・・・。
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ミュージアムショップも人気で、多くの人を集めていました。
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レストランもいろいろあって、フレンチの「カフェレストラン・オー・ミラドー」、和食・甘味の「花の茶屋」、「ザ・カフェ」、茶室「一白庵」、「二条新町・そばの坊」とあります。
「オーミラドー」ってあの勝又シェフの?
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★アートと美食の館「カフェ レストラン オー・ミラドー」、「本物のビストロ」が熱海に誕生。
44年前、日本初の“ビストロ”が西麻布に誕生しました。
フランスの街場のエスプリそのままのお店 “ビストロ・ド・ラ・シテ”は一大ブームとなりました。
その文化をいち早く日本に持ち込んだのが勝又 登でした。
そして約半世紀後の、2017年2月。
海を望む熱海の地に、新たにバージョンアップした本物のビストロ、そして、アートと美食の館「カフェ レストラン オー・ミラドー」が開店。
アートとともに「本物のビストロ」の味わいをご堪能ください。
箱根オーベルジュ オー・ミラドーと共に、どうぞ宜しくお願い致します。
★こだわり
日常の延長のような親しみある雰囲気を残しつつ、新しい環境へと進化する。
MOA自然農法ファーム(大仁)の食材も取り入れた、体に優しい健康的な料理、心も身体も幸せになる美味しさを用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。

     http://www.moaart.or.jp/restaurant/aumirador/ 
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「ビストロ・ド・ラ・シテ」や「オー・シザーブル」は僕のような年齢の人間なら必ず行ったことのあるフレンチ・ビストロの名店。
そのシェフが日本初のオーベルジュ「オーベルジュ・オーオー・ミラドー」をオープンしたのは1986年でした。
その支店だというこの店、予約はしていなかったのですが、席は空いているということで、急遽遅めのランチをここで取ることにしました。
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入口からしばらくはデリ・スタイル。
簡単な椅子とテーブルもあり、テイクアウトもイートインも出来るようです。
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そしてその奥にレストラン・スペース。
大きな一面の窓の反対側の壁に鮮烈な赤色を配したデザイン(お客が多く座っていたので、撮影は出来ませんでした)。
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気候が良ければ外のテーブルも気持ち良さそうです。
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メニューは2種類のセットランチ(税サ込で2800円と3800円)とアラカルト。
僕は朝食べ過ぎているので、安い方のセットを・・・。
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前菜は春野菜のテリーヌと魚介のマリネ。
作り置きっぽい味と作り、不味はないけれどシェフの名声を考えるとフツー過ぎる気がしました。
パンはお替り有料です。
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メインは伊豆鹿のロースト、これは期待したのですが、鹿に滋味が薄い・・・。
ウェイターに聞くとやはりジビエではなく養殖ものだとのこと、なるほど。
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う~ん、これが勝又シェフの店かぁ、美術館の中だからでしょうか、本腰を入れて作ってない感じがしました。
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これは奥さんが頼んだシーフードカレーセット。
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ココナツの効いたマイルドなカレーだったと・・・。
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ただこの大きな蟹、どうやったら上手く食べられるんだろう、食べにくい・・・と奥さんは言ってました。
ガーニッシュはフレンチの店らしいですかね。
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サービススタッフも洗練されてない感、大でした。
文句をこうして書いたものの決して不味いわけでもなく、お腹も膨れ、僕らは午後のバスで熱海駅まで行き、奥さんは定番のショッピングに・・・。
ま、おみくじが「末吉」だった割には、大きな失敗やトラブルもなく、良い週末だったと思います。


Commented by momo at 2019-04-23 01:10 x
私も全く同じコースを辿り、同じ感想でした。
ランチは期待し過ぎて、ちょっと残念!

Commented by ホテラバ at 2019-04-23 06:50 x
美術館のことはよく分かってませんが、ガラスが特殊でクリアに見えるとか写真撮り放題とか、SNS時代にも対応ということ?
Commented by shackinbaby2 at 2019-04-23 09:00
>momoさん
「せかいえ」から美術館までの直線距離はあまりないんですが、すごい坂道でよほどの健脚でないと、着くまでに疲れちゃいますよね。
それでもこの旅館に泊まるとこの美術館へは良い流れと思っています。
「オーミラドー」は不味いわけではなかったんですが、シェフの昔のイメージがあまりにもすごかったので・・・。
Commented by shackinbaby2 at 2019-04-23 09:00
>ホテラバさん
僕も詳しいわけではないのですが、こういうガラスの採用や写真撮影OKな美術館は日本ではまだまだ少ないそうです。
おっしゃられるように快適な鑑賞、時代に合わせた対応が、展示物のみならず人気の秘密なんでしょうね。
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by shackinbaby2 | 2019-04-23 00:00 | グルメ | Comments(4)

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