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THE OKURA TOKYO (オークラ東京)再訪 (3) 別館ほか 

今回は情報というよりはスナップ集です。
前半は新生「THE OKURA TOKYO (オークラ東京)」の前に建つ、たぶん東京五輪以降は取り壊しになるであろう「ホテルオークラ東京」(別館、南館、サウスウィング)の今の姿を。
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あ、そうだ、上からの写真でもう一つ載せておきたいものがありました。
部屋から真下のホテルのメインエントランス前、オークラスクエア、大倉集古館、右側に「ヘリテージウィング」、そして通りの向こうに見えるアメリカ大使公邸の写真です。
(すみません、少し部屋の中が写り込んでいます)
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不躾ですが、公邸をズームすると・・・
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昭和6年(1931)に建てられたものです。
設計を担当したのはニューヨークのマゴニーグルと東京のアントニン・レーモンドで、レーモンドは庭園設計にも携わっています。施工は大林組が担当し、レーモンドと米陸軍工兵隊のG.D.スタンプ大尉の監督のもとで実施しました。
耐震設計は耐震工学の専門家の内藤多仲(ないとう・たちゅう)により指導されました。
戦後はダグラス・マッカーサー連合国際司令長官の住居としても使われ、昭和20年(1945)には昭和天皇とマッカーサーとの会談が行われました。
平成13年(2001)には在外資産として、米国国務省の重要文化財として登録されました。
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とありますから、もうすでに大使はここには住んでらっしゃらないのかと思います。
それにセキュリティもありますしね、こんなに上から見えちゃうんでは。
レンズをもう少し上に撮れば、公邸の向こうには3つのお寺と墓地、そして「ANAインターコンチネンタル東京」が見えることになります。
さて、本題に戻ります。
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僕らはここを「別館」と思ってますが、英語名では「SOUTH WING」、南館なのでしょうか。
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今は「THE OKURA TOKYO (オークラ東京)」とはウェブも予約も別系統になっています。
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1973年、日本の伝統美と近代的機能を調和させた「本館の延長である」という考えの下、外観やインテリアなどもオークラの象徴ともいえる意匠を踏襲し開業いたしました。
また、ホテルをご利用される方のコミュニティプラザとなるという発想で日本初・会員制ヘルスクラブの新設、無公害ホテルを目指した最新の施設装備の新設など機能面での飛躍を遂げました。
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地下4階地上13階、客室は380室あります。
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設計は本館ロビーで有名な谷口吉郎建築事務所、ロビー装飾は小林保治氏、ロビーの棟方志功の壁画も有名です。
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四弁花紋をつづれ錦に織り出した屏風型の壁面と多胡石を用いた本館ロビーに対して、別館ロビーは暖かみのあるインド産の砂石を用い、屏風型壁面は純日本的な棟方志功氏の作品“鷺畷の柵”を谷口吉郎氏がモディファイし、それを小林保治氏が白黒の陶板タイルによって制作。
横30m、縦4mの大壁面が天井高7mの吹抜けロビーに映えています。
また、本館ロビー同様に、オークラ・ランターンとして愛される古代の首飾りの切子玉型を源とする照明は、ロビー270坪の芸術の象徴として訪れるお客様に現在も変わらず、安らぎとゆとりを提供しております。
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こちらにも世界時計があります。
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エレベーターホール。
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ロビー。
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レセプション。
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ショッピングアーケードはシャッターが降りている店も多く、客室階やレストランには行かなかったので、別館写真集はここまでです。
以下、後半は翌朝の「THE OKURA TOKYO (オークラ東京)」館内写真集です。
最上階ロビーの窓からの東京湾方面。
毎週週末は晴天の日が少なく、この日も曇ったままの1日でした。
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同じ場所から東京タワー。
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6階に降りてきました。
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まだ宿泊客がちらほら歩いているだけの人気(ひとけ)のないロビーを見に・・・。
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Commented by momo at 2019-10-13 02:03 x
>米陸軍工兵隊のG.D.スタンプ大尉の監督のもとで実施しました
アメリカ連邦政府の大規模工事(フーバーダムなど)、国家的工事では必ず陸軍工兵隊が設計、施工管理を行うように法律で決められています。
そのため工兵には陸軍士官学校の成績優秀者が配属されます。
理数系の成績が良くないと務まらないためで「歩兵や騎兵は馬鹿でも務まる!」と言われています。
陸軍士官学校で現在も破られていない最高成績で卒業したマッカーサー元帥も兵科は工兵でした。

>もうすでに大使はここには住んでらっしゃらないのかと思います。
ちゃんと家族とお住まいですよ。
先日退任されたハガティー大使もご家族でお住まいでした。
Commented by shackinbaby2 at 2019-10-13 08:48
>momoさん
なるほど、そうなんですね。理解が深まりました。
いつもお教えいただいて有難うございます。
大使のご家族なども庭に出ることがあるでしょうに、セキュリティ上大丈夫なんでしょうか。



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by shackinbaby2 | 2019-10-13 00:00 | ホテル・東京 | Comments(2)

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